山陰本線で行こう〜下関から京都まで〜
1月5日 木曜日 2日目・山陰前編〜出雲乗車〜




午前5時37分,列車は予定通り下関駅に到着しました.
このムーンライト九州号は,ここで先頭の機関車を交流用機関車に交換して,終点の博多へと向かっていきました.
夏だとこの時間はもう明るいですが,冬場なのでまだ外は真っ暗ですね.


JR山陰本線  普通  下関5:47→長門市7:45


早速下関から山陰本線を通り,京都へと戻っていきます.
山陰本線の大部分が非電化区間なのでほとんどがディーゼル列車です.下関から乗車するのもこのキハ40系のディーゼル車です.
ワンマン列車かと思っていたら,車掌が乗っていてすぐに検札を始めました.早朝なので,客は1両に数人程度でした.


7時過ぎに夜が明け始めました.
この辺りは,山口県の一番西部の日本海側の辺りです.油谷湾って言って,この辺りけっこう入り組んでいます.


下関から2時間ほどで長門市に着きました.2時間も列車に乗りましたが,まだ下関から70kmほどしかきてません…^^;
のんびりした時間を忘れられる路線です.


JR山陰本線  普通  長門市7:50→仙崎7:53


次はちょっと寄り道をします.路線図を見れば分かるのですが,長門市からは一駅だけ山陰本線の支線が存在します.
山陽本線で言うと和田岬線,阪和線で言うと羽衣線と同じような感じです.
山陰本線にも支線があり,それがこの仙崎線です.




長門市からわずか3分で終点の仙崎駅です.なかなか趣のある木造の駅舎です.


長門市からわずか2kmのところにあります.


一日にわずか列車が5往復しかしないので,単線一面のホームです.長門市〜仙崎間に退避するところも無いので,1つの列車が来たら,他の列車が入ってくることができません.


JR山陰本線  普通  仙崎8:00→長門市8:04

さっき乗ってきた列車が8時に折り返してしまうので,それに乗らないといけません.それを逃すと次は12時半までありませんから….
滞在時間がわずか10分でした….


JR山陰本線  普通  長門市9:01→東萩9:37

さて本線に戻り,残り京都まで600kmの道のりを行きましょう.


長門市から乗る列車は,このキハ120系のロングシートです.
次の下車駅の東萩まで30分ほどなので,ロングシートでも何とか我慢できます.
ロングシートだったので,景色の写真は撮っていません.


雪が降ってきました….
城下町,萩の中心駅は萩駅ではなく,この東萩駅です.
この城下町を自転車を借りてブラブラしようと計画していましたが,雪が降っているので中止です.
仕方が無いので,バスと徒歩で観光することにしました.


萩市交通バス  東萩駅9:55→松陰神社前10:07

萩市内を循環する100円バスに乗りました.


松陰神社前のバス停で降りると,目の前に吉田松陰が祭られている松陰神社があります.


案内板の通り進んでいくと,伊藤博文の旧宅を見つけました.伊藤博文は幼い頃,この萩の地に住んでいたそうです.


旧宅のそばにあった伊藤博文の銅像です.


旧宅の隣には別邸があります.博文が東京に住んでいたときの建物の一部をここに移築したみたいです.
別宅は無料で中も見学できるようなので入ってみました.


中は昔の日本の家のような感じがします.当たり前だけど….
このような和室で畳の部屋がいくつもありました.


萩市交通バス  松陰神社前10:37→萩駅11:10

レンタサイクルなら,萩城跡や城下町周辺もブラブラできたんですけどね….バスの時間の関係で萩市内の観光はこれくらいしかできませんでした.
東萩駅で無く,萩駅へ戻ります.


大正14年に建てられた当時では珍しい洋館の萩駅舎です.今は文化財になっています.
写真に写っている建物の真ん中に入り口がありますが,あれは駅への入り口ではありません….
今は自然と歴史の展示館になっています.
ホームへの入り口は,写真中に車が停まっている所の奥の扉です….(笑)


萩駅舎の展示館の内部には,昔この駅で使われていた物がたくさん展示されていました.


萩駅のホームです.駅舎は立派ですが,現在は売店のオバチャンしかいない無人駅になっています.
さて,列車に乗って旅を続けましょうか.

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